お鈴は火事で両親を亡くし、金貸しの祖母お絹に引き取られた。ある日、袋物屋の茂兵衛が返済を延ばして欲しいと頼みに来た。お絹は鉞を握り、覚悟してお借りと言ったはずと断る。帰宅した茂兵衛は首を括って死んだ。だが、お絹は殺しだといい…。